海のスタイル

 

「海」と「釣り」との再会

私は、現在住む宗像に10歳の時に引っ越してきてから海での釣りをするようになりました。それまでは、せいぜい池や小川での釣りしか体験したことがありませんでした。ですから最初の海釣りはキス釣りでした。中学に入り友人と壱岐や大島へ行ったり、手が霜焼けになりながらカレイ釣りに自転車で行ったりするようになり、様々な形での餌釣りを体験しました。しかし、いつしか高校、大学と進学するにつれ海からも釣りからも足が遠のくようになりました。しばらくして30歳の頃始めたトライアスロンの練習で海沿いを自転車やランニングで走る時に休憩で立ち寄る漁港や河口で見かけるアングラー達の姿が気になるようになりました。そんなある日、海でスイムの練習を終えて砂浜で休んでいると、一人のアングラーが大きなヒラメを下げて前を横切りました。その時に、それがルアーで釣れたこと、それも波打ち際から釣れたことを知った時の衝撃は今でも忘れません。それが「海」と「釣り」との再会の瞬間でした。その後は、トライアスロンよりも山と同じようにソルトルアーフィッシングが面白くなりすっかりのめり込んでいます。

 

「釣ったら食べる」主義

私は実は渓流釣りもやります。もちろんルアーで。この数年は、ご無沙汰ですが以前は津江や五家荘などの源流域へ通っていました。基本、川魚はあまり食べませんがヤマメやアマゴは美味しいので釣ります。でも、ゲームとしてのバス釣りはしません。リリースするのが嫌なのではなく食べれない魚を釣るのが嫌なのです。ですから港湾部でのシーバス釣りもパスです。同じ釣るならきれいで臭くない外海の美味い魚を釣るのが性に合っているようです。もちろん、渓流の魚でも海の魚でもキープサイズ以外はリリースします。

 

私のルアーフィッシングのスタイル

スタイルというほど大袈裟なものではありませんが、海では基本的に陸っぱりです。それもサーフか河口でウエディーングして釣ることがほとんどです。磯にも何度か行きましたがどうも好きになれません。(まだ醍醐味を知らないのでしょう)こんな調子ですからきっとヒラスズキなどには一生お目にかかることはないかも知れません。船も何度か挑戦しましたが船酔いで玉砕です。川は、渓流のみですがあまり上流部に行くと魚はいても浅かったり倒木などでルアーを投げれる可能性が低いのが悩みの種です。


 

私のお気に入りのアイテムたち

ソルトルアーに関して言えば以下のアイテムが今の私のお気に入りです。

◎ロッド・シマノ AR-C 906
現行モデルではありません。以前は同じシマノの11ftを使っていましたが私の体にこのぐらいのサイズの方が扱い易く気にいっています。 

◎リール・シマノ TWIN P0WER Mg 4000
これは昨年から使っているリールで、以前は安物の3000番台で何度もランカーサイズ(たぶん)に力負けして悔しい思いをしていましたが、これなら安心&スムーズで快適です。しかしリールを変えてからランカーサイズはかかりません。(涙)

◎フローティングゲームベスト&ウエイダー
どちらもメーカー品を使っていましたが、この数年は中級クラスの安いものを2年周期で使用しています。

◎ルア
遠浅のサーフがホームグランドなので基本はフローティングミノーや強風時用のジグミノーやメタルジグが中心です。ワームも使いますがダイバー系ミノーは使用しません。
特にお気に入りのルアーは、ラッキークラフトのワンダー、シマノのオシアリップレス、ダイワのショアラインシャイナー、レイジー、アイマのコモモ、サスケ烈破、マリアのブルースコードなどです。
特に晩秋から冬の玄界灘の北風の中でも飛距離が出て、さらにシケでもちゃんと泳ぎ、根掛かりしない程度に潜ることに重点を置いた結果、このルアーたちに落ち着きました。

 

私の海のホームグランド

私の海のホームグランドは、やはり地元宗像周辺です。東は、波津海岸から西は古賀の花見海岸まで。(最近は、他のエリアはシーバスミィーティングが開催された若松運河や遠賀川河口付近ぐらいしか行ったことがありません。)この中でも特に、深浜や釣川河口、勝浦から白石浜へのサーフ、そして西郷川河口及びサーフエリアがお気に入りです。

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◎波津海岸
波津漁港の先から深浜の手前までのゴロタ石の海岸はシーバスや青物が釣れます。まれにヒラスズキも釣れるとか。基本、波が荒いエリアなのでシケの時は大変危険です。また底荒れの後は、打ち寄せられた海草で釣りになりません。

◎深浜
ここは、当たりはずれが大きいポイントですがヒラメ(ここのはデカい!)、シーバス、チヌ、青物と狙えるポイントです。波打ち際からいきなり落ち込んでいるので突然波打ち際で大きな波が立つので立ち込みはできません。最近は、護岸工事も進み海底の地形もかなり変わったようです。特に冬場は左奥のエリアはサーフィンのメッカになるくらいの波が立ち、少しのシケでも釣りになりません。
ここは、はじめてヒラメを釣った思い出の浜でもあります。

◎釣川河口とその周辺のサーフ
海に向かって左の防波堤が釣れるようです。ヒラメ、シーバス、マゴチ、チヌなどが中心ですが、ワームで大きなアイナメも釣れたことがあります。ただ、左の防波堤は取り込みが難しのが難点です。特にシーバスは幾度も取り込み中にバラしました。河口から神湊へのサーフのテトラが入っているあたりは初夏にマゴチが良く釣れます。また右岸の鐘崎へのサーフは、ヒラメ、シーバスがウエーディングで釣れます。冬場のシケの際には、左岸のテトラ周辺は釣りにならず、右岸はサーファーが入ります。

◎勝浦から白石浜へのサーフ
ここが一番のお気に入りでハイシーズン以外はゆっくり釣りを楽しめるエリアです。勝浦港から神湊へのゴロタ石の海岸は、青物やシーバスが釣れますが根掛かりに注意です。特に、先端の狭い磯はヒラスズキも出るそうですが20分は歩かないと行けません。勝浦港から勝浦集落まではゴロタ石の遠浅のサーフですが、大潮の干潮の時には数カ所馬の背がありウエーディングでかなり沖まで立ちこめます。集落から先、白石浜へのサーフにはところどころ馬の背や離岸流が出るいいポイントがあり青物やシーバス、ヒラメが釣れます。夏場は、ウミヘビやダツがやたらと釣れます。深浜、釣川河口とその周辺のサーフがシケで釣りにならない時は、ここは風裏でOKですが西風や北西の風がひどい時にはここは大シケとなります。

◎津屋崎から宮地浜へのサーフ
ここも遠浅ですが、初夏にヒラメやマゴチが釣れ秋からはシーバスが釣れます。特に沖にテトラが入っている手前やその左側が釣れるようですが他のエリアに比べ釣れる時期が短く感じます。

◎福間海釣り公園
ここは秋口に、青物が狙えます。ですが転落防止フェンスが高く大きな魚がかかった時は取り込みに難ありです。先端のテトラ周辺からはヒラメが狙えます。

◎西郷川河口エリア及び花見までのサーフ
マゴチやヒラメ(あまり大きくありません)、シーバスが釣れますがハイシーズンは多くのアングラーでこの数年すごく混みます。私がはじめてシーバスを釣ったのもここです。基本遠浅でポイントを絞り込めませんが小さな流れ込みやテトラの正面がいいようです。

 

他にも鐘崎の漁港周辺や津屋崎港などもありますが餌釣りの人も多く私は滅多に行きません。また恋の浦や京泊の地磯、大島や地島の地磯ではヒラスズキが出るそうですがあまり行ったことがありません。

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