ルートは平等寺地区から城山と金山の鞍部にある石峠へ向かう細い農道を進むみます。200mくらい先の左の山側に弥勒山への参道を示す石柱がありここが登山口です。人工林から竹林へと進み木段もところどころある明確なルートを登るとやがて中腹のお堂に達します。岩壁にあるお堂にお参りをしてから時計回りに山腹を巻くように進むのですが、ここからルートはいきなり狭い斜面になり荒れ始めます。ところどころに石仏が置かれ羅漢めぐりになっているようです。やがて西側の尾根の突端の展望のきく場所から右折して稜線をたどり一番奥の小さな広場が山頂です。途中に祠や石仏があります。山頂周辺は、秋の日射しが明るく差し紅葉が少しはじまっています。(この山頂周辺は、宗像の山の中でも一番のお気に入りの場所です。)
下山は、先ほどの西側の取り付きに戻り宗像市街の眺めを楽しんだあとさらに山頂を巻くルートを進むとやがて東側で金山への分岐を左に見送りしばらくでひょっこり先ほどのお堂の横に出ました。ちょうど山頂の周囲を周回したわけです。ここからは往路と同じルートで登山口に戻りました。
山の形状や城山、金山との位置関係、段状になった山頂からこの山も山城のひとつだったのではと調べてみると「福岡県の城」に草場城址と紹介されていました。
弥勒山